麻雀競技マナー | 【1jann.com対局部門】
トップページ > 対局部門 > 麻雀競技マナー > 008.サイコロを振るとき
親決め・場所決めをするとき、配牌を取るときにサイコロを使います。
このサイコロですが、振るタイミングがあるのです。
それは牌山を井桁に組んだ後。
サイコロがちゃんと振られたかどうか全員が確認できるよう、井桁に組み終わってからサイコロを振りましょう。
全員が井桁に組んだ後にサイコロを振ります
マージャンの1局はサイコロを振った段階で開始されます。
本によっては、「マージャンの1局は親の第1打から開始」と書いているものもありますが、それでは第1打をする前にアガリとなる天和は1局が始まってもいないのにアガリが発生するということになり、ちょっとおかしいですね。
さて、1局の開始となるサイコロですが、井桁に組む前に振ってしまうと井桁に組む際に牌山を壊してしまったときに困ってしまいます。
1局が始まってしまっているのですから、ゲーム続行を不可能にしてしまうチョンボ扱いになってしまうのです。
もちろん牌山を壊さないことに越したことはありませんが、1局の開始前(サイコロを振る前)なら、謝ってノーペナルティーで次の牌山を出すことができるのです。
また競技の進行に関するマナー(003.競技の進行に関するマナー)でお話したように、2つ以上の動作を同時に行わないという点からも、サイコロを振るのは井桁に組んだ後が良いでしょう。
「牌を落としてスタートボタンを押すついでに」とか「井桁に組みながらついでに」というのは2つ以上の動作です。
スタートボタンを押すついでにサイコロを振ると、本当に振られたのか、ちゃんとその局の親が振ったのか確認できていない状況が出てきます。
また井桁を組みながらサイコロを振った場合、サイコロを見ながら、親の山に合わせて牌を出すと、牌山を崩す可能性が高くなるのです。
スタートボタンを押すついでにサイコロを振ったり
井桁に組む前にサイコロを振るのは、早すぎます
そんなほとんど起こらないことを気にするなんて、いちいち面倒くさいと言う方は、見えるべきでない1牌の情報の重みを知らない方です。
その1牌のせいで「出るはずがなかったアガリが出る」「または出るはずのアガリが回避される」といった具合に、その局に影響が出る可能性があるのです。
また、その1局が影響して、その半荘の結果に影響し、その半荘の結果がトータルの結果に影響することだって、起こり得るのです。
極端なことを言えば、それがタイトル戦だったりすれば優勝者が変わり、その人の一生にまで影響することが起こってしまうかもしれないのです。