麻雀競技マナー | 【1jann.com対局部門】
トップページ > 対局部門 > 麻雀競技マナー > 007.井桁に組む
井桁は「いげた」と読みます。
もともと井桁とは井戸の地上部分に組んである木枠のことです。
実際の井戸を見たことはありますか?
木枠は真四角でなくひし形に組まれていますね。
さて、マージャンでは配牌のサイコロを振る前に、各自が牌山を右斜め前(約5〜10度)に出すようにします。
すると各自が牌山を出し終えたときに、牌山が井桁の形になるのです。
これを「井桁に組む」といいます。
牌山を右斜め前に出し、井桁に組む
マージャンで井桁に組むのには2つの理由があります。
1つは「死角を無くすため」。
マージャン牌は時計回りに上・下の順で取っていきますね。
すると自山の一番右端下段の牌が、上家からは見にくいのです。(自分から見ると下家の一番右端下段の牌)
それを解消するために右斜め前に牌山を出します。
こうすると下段の牌があることがハッキリとわかります。
もう1つは、「牌を取りやすくするため」。
右利きの人が対面の牌を取るときに右端の牌(牌を取る人から見ると左端の牌)は右手から一番遠い位置にあります。
ここで右端を斜め前に出し井桁に組んであると、牌が近くなり、さらに右手の角度も牌山に対し約90度(直角)に入るようになるので取りやすいのです。
以上2つの理由から、牌山は配牌のサイコロを振る前に、各自が牌山を右斜め前(約5〜10度)に出して、井桁に組むようにしましょう。
また、それぞれの牌山同士が直角になっていると井桁はたいへん美しいです。
親がよっぽど角度を付けすぎていなければ、親が決めた牌山の角度に合わせるようにすると、より良いでしょう。
井桁に組む際に、6・5・6に牌山を切る方がいらっしゃいますが、これはやらない方が良いのです。
自山が少なくなったら少し前に出してあげるようにするのですが(017.推牌)、このときに牌を崩しやすくなってしまいますし、切ってある場所の下山の牌が死角になって見えにくくなることもあるからです。
牌山を切らないようにしましょう