無料麻雀講座 | 【1jann.com戦術部門】
トップページ > 戦術部門 > 無料麻雀講座 > 081.食い下がりについて
鳴いたとき(ポンやチーをしたとき)に、翻数が下がってしまう役がありますね。
この翻数が下がってしまうことを「食い下がり」と言います。
食い下がりするかどうかは、その役が「コーツ形(同じもの3枚1組集める)の役」なのか、「それ以外の役」なのかで見分けることができます。
コーツ形の役は、食い下がりしないのです。
これは、シュンツよりもコーツの方が作りにくいので、コーツ形の方が優遇されているからです。
その他にも、コーツには「符が付く」「ポンの方がチーより優先」などの優遇があります。(096.河と地について)
食い下がりしてしまう役(シュンツ形の役)は、三色同順・イッツー・チャンタ・ホンイツなどがあります。
逆に食い下がりしない役(コーツ形の役)は、トイトイ・三暗刻・三色同刻・ホンロートーなどです。
図1
ドラ
図1は、東場で南家の手牌です。
ここから、、やを鳴いてアガると、チャンタ・サンショクになります。
しかし、チャンタもサンショクも食い下がりするので1翻ずつになってしまい、2000点にしかならないのです。
がんばった割には、あまり高くなりませんね。
これをメンゼンでアガれば、チャンタ、サンショクとも2翻ですからマンガンになるのです。
1つ鳴くことで2つの役が食い下がりしてしまうので、図1から鳴くのはあまり得ではないでしょう。
また、ピンフやイーペーコーなど、鳴くと無くなってしまう役があります。
これらも、食い下がりの一種と思って良いでしょう。
1翻役が1つ下がって、0翻になってしまうというわけですね。
ちなみにリャンぺーコーだけは、唯一、3翻からいきなり0翻になってしまいます。
これは、もともとリャンぺーコーという役は無く、イーペーコー2つ(2翻)という扱いだったためです。
2つのイーペーコーがそれぞれ食い下がりして0翻になり、無くなったという解釈ですね。
■コーツ形の役は食い下がりしません。
■コーツは作りにくいので、シュンツより優遇されているのです。