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071. 三暗刻について

よく、「三暗刻はツモらないとアガれないですよね?」とか「鳴いていたら三暗刻になりませんよね?」という質問を受けます。

しかし、この答えはどちらもNO。どちらも三暗刻になる場合はあるのです。

この説明をする前に、「暗刻」という言葉についてお話しましょう。

同じ牌3枚をそろえた3枚1組を「刻子(コーツ)」といいます。

コーツのうち、相手からもらって(ポンやロンして)3枚そろえたものを「明刻(ミンコウ)」、自分で3枚そろえたものを「暗刻(アンコウ)」といいます。

図1

1万1万1万6万6万6万2筒2筒2筒9筒9筒3索4索  ドラ 中

図1は、すでに1万6万2筒という暗刻が3つできていますよね。

つまり、この手はロンアガリしても三暗刻になるのです。(ツモらなくても三暗刻)

図2

1万1万1万6万6万6万2筒2筒2筒5索  7索横8索9索  ドラ 中

続いて図2。

今度は1つチーしています。

しかし、この手も図1と同じく、1万6万2筒という暗刻がすでに3つできていますね。

つまり、これも三暗刻になるのです。

ロンアガリももちろんできます。(鳴いていても三暗刻)

図3

1万1万1万6万6万6万9筒9筒3索4索  裏2筒2筒裏  ドラ 中

図3は、図1から2筒をアンカンしたところです。

この場合も、アガれば三暗刻になります。

2筒は暗刻では無く、暗槓(アンカン)ですが、暗刻よりアンカンの方が作りにくいですよね。

そのためアンカンも暗刻と数えて良いのです。

アンカンをしていると、三暗刻は忘れやすいので注意しましょう。

■三暗刻は暗刻が3つあればもらえる役です。

■アンカンも暗刻の1つとして数えることができます。

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