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トップページ > 戦術部門 > 無料麻雀講座 > 027.折れクシのチー
今回の「折れクシのチー」とは、何のことだか分かりますか?
「折れクシ」とは「折れた櫛(くし)」のことです。
これが、麻雀とどう関係するのでしょう。
図1
ドラ
図1の手の所に、上家からが捨てられました。
カンチャンで鳴いてを捨てても、タンヤオサンショクドラ2という7700点のテンパイですから、これは鳴いてもおかしくありません。
また、ピンズをと鳴いて、さらにピンズの待ちが残るのですから、相手に警戒されても出てきやすい待ちになります。
ただ、このままではを鳴くときに、ある特徴が出てしまうのです。
図2
ドラ
図1の手でをチーしたときに、正面の人から見ると、図2のようになります。
右から6番目からを、右から8番目からを出して(図1の人にとっての左から6番目と8番目)チーするわけです。
櫛の歯が折れたような形が残りますね。
これが「折れクシのチー」と呼ばれるものです。
真ん中にポツンと1つ残った牌は何かを考えると、との間にある牌ですから、ではないかと考えられてしまうわけです。
かという可能性もありますが、その場合、か、又はとあるわけですから、わざわざ折れクシのチーをすることは少ないでしょう。
このように、折れクシのチーをすると、その鳴いた牌に関係する牌がまだ手の内に残っていることが、相手に分かってしまうのです。
これでは良い待ちだと思っていても、相手に止められてしまうかもしれませんね。
図1の段階でが出たらチーしようと決めたら、図1のピンズの部分をと並べれば、折れクシのチーを防ぐことができるのです。
■折れクシのチーとは、手牌の間が空くチーのことです。
■折れクシのチーから、近くの牌が手牌にあるとわかります。